滋賀大経済 最前線Top
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宇野 弘将(ファイナンス学科)
2015年3月卒業 住友商事株式会社に勤務
徹底的に専門性を鍛える
滋賀大学経済学部では、経済学の基礎をしっかり学んだうえで、6つの学科の科目を横断的に学習できることから、学際的な科目履修が可能です。また経済と経営を分離しないことで、実践への応用を重視し、ビジネスの幅広い分野を本格的に学ぶことができます。さらに3年次からのゼミナールでは、少人数ゼミ教育により、大学での勉強を教養だけで終わらせるのではなく、『世界で戦える武器』として専門性を鍛えられることが最大の強みとなっています。私はコーポレートファイナンスの応用分野に興味があり、海外でも通用する世界標準の内容を学びたいと考え、ゼミでは財務諸表分析と企業価値評価を徹底的に勉強してきました。
彦根から世界へ
学内屈指のグローバルゼミで専門性を磨くうちに、世界で通用する専門性、ファンダメンタルを手に入れ、それを活かして、世界で活躍したいという気持ちに確信をもちました。それを想いだけで終わらせないために、一年間の休学を決心し、まずは実践的な語学力を鍛える為に、4か月間ロサンゼルスの語学学校に留学しました。その後、今後増々マーケットとして注目されるであろう、アフリカ大陸に着目しました。その中でも、当時アフリカ大陸経済成長率ナンバーワンであった南アフリカ共和国に興味を持ち、3か月間のインターンシップに挑戦しました。
南アフリカでは、現地のNPO団体で、スラム街に住む方の自立支援に力を注ぎました。立ちはだかる様々な困難を克服し、世界各国のインターン生を巻き込みながら、スラム街にある畑を舞台に独自のプロジェクトを立ち上げ、現地住民の生活基盤を築くことで成果をあげました。
最後に、世界ナンバーワン都市であるニューヨークで、3か月間、現地の出版会社でのインターンシップに挑戦しました。様々な人種のビジネスマンを相手に、出版会社の営業マンとして広告掲載の契約の交渉を行いました。
夢の実現に向けて
『国を根底から支えるプロジェクトを通じて、世界スケールで重要なイノベーションを生み出す』、これが私の夢です。海外経験を通じて、グローバルに活躍することの過酷さと醍醐味を知った私は、この夢を実現すべく、「グローバルにビジネスを展開しており、世界を舞台に活躍できる。学生時代に鍛え上げた専門性を活かすことができる。」これらを軸に就職活動を行いました。
そして私はこの軸に従い、最終的に、住友商事株式会社への入社を決意しました。夢の実現に一歩でも近づくために、入社後は、世界に強大なインパクトを与えることができる資源・エネルギー事業に従事したいと考えています。そして、大学時代に培った専門性とタフさを武器に、資源プロジェクトの価値評価を通じて、一国でも多くの国に変革を起こしたいと考えています。