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伊藤 恵(会計情報学科)
2015年3月卒業 株式会社クボタに勤務
進路~大学選び~
高校3年生の頃、私は進路の選択に大変苦労していました。というのも、好きな数学を活かして経済学を学びたいという思いと、長期留学を経験して語学力を身につけたいという2つの思いがあったからです。そんな私に、担任の先生が勧めてくださったのが、滋賀大学経済学部でした。調べていくうちに、経済学部は、国立大学最大規模の6学科・20講座で構成され、より学術的に学習できる環境が整っていること、また交換留学制度があり、国際交流協定校も数多く、経済学部でありながらも留学出来ることが分かりました。滋賀大学には、私が望んでいたチャレンジを実現する環境が整っていると確信し、進学を決意しました。学習~6つの学科、第二外国語~
入学時から経済学の基礎を徹底的に学び、その上で、会計情報学科に所属する私は、1年次から財務会計、管理会計、国際会計を学んできました。他学科の講義も柔軟に学べるカリキュラムであったことから、国際関係の講義も並行して履修していました。また第二外国語でスペイン語を履修し、2年次の春休みには、大学のメキシコ語学文化研修に参加しました。これがメキシコ文化との衝撃的な出会いとなり、そこから一貫して留学を目指したスペイン語の勉強に没頭するようになりました。交換留学~いざメキシコへ~
3年次にメキシコのグアナファト大学への交換留学生として選抜され、4年次の1年間をメキシコで過ごしました。最初は留学生活に不安を抱いていましたが、メキシコに着いてからも滋賀大学のサポートは手厚く、少しずつ慣れることが出来ました。しかし現地での会計学とコーポレートファイナンスといった専門科目の履修は、想像以上に過酷でした。語学学校とは異なり、留学生一人で現地の大学生と共に学習するのは、高い語学力が必要とされるだけではなく、精神面でのタフさも要求されました。しかし、これこそが交換留学の魅力の一つでもあり、そこでしか経験できないことだと私は考えます。これから
就職先の株式会社クボタでは、数学的思考力や分析力、グローバルな問題意識を活かし、新興国などの新市場開拓の為の戦略立案や、現地での仕事に携わりたいと思っています。留学を通して凄さを実感した日本のモノづくり・インフラ技術や製品を世界に広めることで、社会問題を根本的に解決し、それを世界の経済発展へ繋げたいと考えています。今、私は、高校3年生で進路に悩んでいた当時の私に、選んだ道は間違っていなかったのだと胸を張って言えます。そして、受験を考えている人たちに、本学で夢をつかんでもらえればと思っています。
最後に、この場を借りて、私に滋賀大学を勧めてくださった高校の担任の先生、入学時から懇切丁寧にスペイン語を教えてくださり、留学前から大変お世話になった教授、そして専門の勉学、留学の準備や帰国後の就職活動など、ありとあらゆる場面で、私の大学生活のサポートをして下さっているゼミの担当教授に、心から感謝を述べたいと思います。