経済学部・大学院経済学研究科

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桑原 英司(社会システム学科)
    2015年3月卒業 伊藤忠商事に勤務

学生時代に頑張ったこと

イメージ  私が学生時代に最も力を注いだ事は、「海外留学」と「海外インターンシップ」です。
 そもそも私が海外への渡航を考え始めたのは、大学2年次に大学のプロジェクト科目に参加したことがきっかけでした。国際競争力の高いシンガポールで、日系企業を訪問し、各社のグローバル戦略などについて学習しました。その中で、現地で奮闘する日本人の姿に憧れ、将来私も世界を舞台に活躍できる人間になりたいと思うようになりました。
 大学3年次には、多くの留学生と海外経験豊富な学生が集うゼミに所属しました。寝食を惜しんで、グループワークに励みながら、ファイナンスについて研究しました。さらに、大学のティーチングアシスタントとして選抜され、約200人の学生を対象にマクロ経済学の問題演習の授業を担当しました。
 そして、海外渡航の軍資金に困っていたところ、服部国際奨学生として選抜され、無事奨学金を得ることができ、海外への切符を手にする事が出来ました。

イメージ  まず、少しでも早く英語の環境に慣れる為、シンガポールを再び訪れることにしました。約2ヶ月間、欧米諸国の学生と実在企業の事例や各国の文化などについて議論を交わしました。次に、フィリピンでは、日系企業でインターンシップを行い、新規事業の開発と管理に携わりました。時には貧困街にも出掛け、1日1ドル以下で生活する人々の様子を実際に見てきました。この時の経験が将来の仕事を考えるきっかけになりました。
 最後に、欧州最貧国のモルドバで、4ヶ月に及ぶインターンシップに参加しました。当初、予定されていた研修が突如中止となりましたが、あきらめず仕事を探し続けた事で、ようやく大学職員の方と交渉する機会を得る事ができました。必死の交渉の末、現地の学生に向けたセミナーの仕事を確保する事ができました。
 これら3ヶ国を含む異国での経験を通じて、どこででも生きていける自信を手に入れる事が出来ました。

内定先について

 3ヶ国への渡航後、すぐさま就職活動に突入しました。2年次のシンガポールでの経験、フィリピンでの貧困街の訪問、そしてゼミでの活動が、私の就職活動をする上での大きな軸となりました。この軸に従い、最終的に伊藤忠商事株式会社への入社を決めました。その理由は、情報と人を武器にしてビジネスモデルを創造し、世の中に多大な貢献ができると感じたからです。
 今後は、ゼミや海外での活動を通じて得た力を武器に、世界の食料問題の解決に繋がるビジネスモデルの構築に寄与したいと考えています。

受験生へのメッセージ

イメージ  大学では自ら学び続ける姿勢が必要となります。とくに、誰にも負けないと言えるような強みとなる専門分野を作ってください。そして、その専門性を海外でも発揮できるようにする為に、語学力も磨いてください。それらを同時に育む事ができるのが「滋賀大学経済学部」だと、私は確信しています。
 また、滋賀大学は近江商人の研究拠点であり、近江商人を源流とする商社の歴史についての資料や講義も充実しています。受験生の皆さん、是非とも滋賀大学経済学部の門を叩いて、自分の可能性を高めてください。