堀内 毅 (社会システム学科)
2025年3月卒業予定 トヨタ自動車株式会社に就職予定
主体的に考え、追及する
自由自在に学びと活動を設計できる大学生活を通じて、私は自らが追求したい分野を見つけ、猛然と情熱を注いできました。
所属した陸上競技部では、自己ベスト更新を目指して走る傍ら、チームの底上げをすべく、部の運営に携わりました。
3年次から所属したゼミでは、ファイナンスの研究に没頭し、専門性やデータ分析力、本質を見抜く思考力の獲得を目指しました。尊敬できる教授、強烈な野心を持つゼミ生とワンチームで学び、語り合った経験は、私にとって財産となっています。
新興国で奮闘
大学3年次終了後、バングラデシュと西アフリカのシエラレオネでインターンシップに挑戦しました。
バングラデシュでは、世界初のマイクロファイナンス機関・グラミン銀行の研修に参加しました。「仕事は与えられるものではなく、自ら創り出すものだ。」この信念のもと、主体的に仕事に取り組み、本学百周年記念事業の一環として、グラミン銀行創設者でノーベル平和賞も受賞した、ムハマドユヌス氏の記念講演会開催を実現しました。
その後、西アフリカの最貧国・シエラレオネに渡り、農業支援機関での仕事に挑戦しました。井戸に水を汲みに行く必要がある農村部での生活、現地でのマラリア感染など、苦労は絶えませんでした。しかし、ここで踏ん張れなくてどうする、と自らを奮い立たせ、農家の売れ残り野菜を使った学校給食事業を自ら企画し、実現にまで漕ぎ着けました。
悪戦苦闘しながらも、様々な人の協力を得て、異国の地に小さな変化を起こした経験を通じて、大きな手応えと達成感を得ることができました。
伝統とイノベーション
滋賀大学に入学して、想像もできなかったような出会いや挑戦の機会を得ることができ、自身の視座を格段に高める事ができました。 そして、様々な苦境を乗り越えられたのは、自分自身が歩みたい道を切り開いてきたからだと信じています。
就職先であるトヨタ自動車株式会社でも、自己研鑽を怠らず、主体的に行動し続けることで、世界を危機的な状況から救うような課題解決を目指せる社会人になりたいと考えています。
滋賀大学は、百年を超える伝統を持ちつつも、データサイエンス教育の導入やシリコンバレーでのアントレプレナーシップ研修の実施など、イノベーションのDNAが強く根付く環境です。そんな環境で多くを学び、考え、挑戦することで、自分らしい生き方を手に入れてください。