経済学部・大学院経済学研究科

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尾関 隆亮(経済学科)
    2016年3月卒業 住友電気工業(株)に勤務

 私の大学生活はチャレンジの連続でした。平凡な学生だった自分を成長させる為に、様々な事に挑みました。 実際にサークル創設と運営、学科を越えたイギリス人教授のゼミの選択、留学、海外インターンをしました。 ここでは普通だった私が滋賀大学で挑戦し、将来の夢を描くまでに至った経験を少しでもお伝えできればと思います。

フットサルサークルの創設

イメージ  チャレンジ第一号はフットサルサークル創設から始まりました。キャプテン未経験だった私ですが、組織を運営する経験をしたいと思い設立しました。私はまず他サークルや部活の先輩に組織編成、年間行事等を聞いて回り、サークルに反映させていきました。他にも新歓活動、大会参加、ユニフォーム作成、合宿など行い、運営をする上で多様な考えをまとめるなど大変な事も多かったですが、仲間の協力と笑顔に何度も助けられ、チームワークの大切さを実感しました。3年間代表を務め上げ、現在は80名近く所属するサークルになり、3代目の代表が引き継いでいます。
 サークルで出会った仲間は一生の友人になりましたし、自分なりのリーダー像の確立もできました。皆さんも是非、本校の多様なサークルや部活で素敵な仲間を見つけてチャレンジしてください。

学業

 滋賀大学では所属する学科だけではなく、6学科から様々な専門科目を自ら選択する事ができます。また3年生から所属するゼミでも学科を越えて選択することができます。私はゼミ選択で、経済学を学ぶ中で世界情勢に国民性や文化がもたらす影響の大きさを痛感し、サッカーをしていたこともあり、国際文化を研究するゼミを選択しました。外国人教授の英語で行うゼミを通して語学力や、多様な価値観を受容し、世界で活躍する人材に必要な異文化理解力を向上させたいと考えました。

発展途上国に挑戦~フィリピンとインド~

イメージ  さらに海外経験の場として、休学を決意し4か月のフィリピン語学留学と4か月のインドでのインターンにチャレンジしました。英語力だけではなく、文化も国民性も違う国で異文化理解力を向上させ、途上国ならではの勢いやエネルギー、貧困などの課題を自分の身体で体感する事を目的としました。
 フィリピン留学では特にスピーキング力、ライティング力向上を目指し、セミスパルタ方式と呼ばれる英語漬けの毎日を送りました。毎日3時間以上の予習やディベートの授業に備えた準備や練習を欠かさず行いました。語学学校のフィリピン人の先生と親友になり、私に会いに日本で転職し、移住してくるまでの仲になりました。今でも頻繁に連絡を取ったり毎年国内旅行も行ったりします。
 インドでは不動産の法人営業のインターンをしました。社内は日本人駐在員1名だったので多数のインド人と英語で一緒に仕事を進めました。日系企業向けにテレアポや営業をしたり、自社で運営するホテルのマネジメントも行いました。生活については、3分しかお湯がでないシャワーを浴び、誕生日を停電で過ごし、毎日カレーを食べ、アトラクションのようなボコボコの道路を通勤し、インド人に値切り交渉など修行のような生活でした。インターンも初めて挑戦する営業、インド人の発音や仕事に対する考え方の違いなど悪戦苦闘する毎日でした。それでも徐々に環境に慣れ、インド人と打ち解けていき、提案等受け入れてくれるようになり、チームワークを感じるようになりました。営業でも新規顧客獲得に成功しました。

将来の夢を描く

イメージ  発展途上国での経験でさらに自分を大きく成長することが出来ました。それと同時に電力、水道などのインフラの脆弱性を痛感し、同じ地球上で生活する人々が「安心して暮らせる世界を作ること」に貢献したいと考えるようになりました。また、サークルの運営経験から仲間が笑って学生生活を送る土台を作る素晴らしさを感じ、生活を支える事業を行う企業で働きたいと考えるようになりました。内定を頂いた住友電気工業(株)は日本の技術力を武器にグローバルに事業を行っているので、インドで培った営業力で製品を世界に普及させたいと考えています。

滋賀大学の魅力

本校の魅力は、自分の選択次第で何倍にも学生生活を充実させることができる点です。サークル、部活、留学、ゼミ、インターン等、何に挑戦するかは自由です。学生一人ひとりそれぞれ違う夢を描き、実現させる為の環境がここにはあります。一度しかない大学生活を滋賀大学でチャレンジしてみませんか。