経済学部・大学院経済学研究科

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杉本 亜土武(ファイナンス学科)
    2016年3月卒業 本田技研工業株式会社に勤務

情熱と信念で挑戦を続けた、陸上競技

 私は小学生の頃から陸上競技の走り高跳びを続けており、一貫して大学でも取り組んで来ました。特に大学生活では、高校生の時に負った、医師から再起不能と診断された怪我を克服し、選手として復活することを目標に競技に力を注ぎました。
イメージ  再起不能の怪我を克服することは、決して平たんな道のりではありませんでした。毎日先の見えないなかリハビリを行い、不安に押しつぶされそうになった時もありました。しかし、志を共にする仲間に支えられ、地道に練習を続け、3年かけて怪我を克服し、まともに歩けない状態から元通り跳躍出来るまで回復することができました。
 そして迎えた大学3年の夏、1m85cmを跳躍することに成功し、選手として復活を果たしました。
 最高の瞬間を、仲間の祝福と共に迎えられたその時の感動は、今でも忘れられません。

ゼミで徹底的に鍛え上げた日々

イメージ  大学生活において陸上競技と並んで力を入れてきたのが、ゼミでの活動です。
「世界で通用する力を身に付け、ビジネス界で活躍したい」、この思いを胸に、現在所属しているゼミを選びました。
 ゼミでは、財務諸表分析に基づいた企業価値評価をテーマに研究しています。ただ知識を身に付けることが目的ではなく、全員参加型の徹底したディスカッションを通して、数学的思考や話す力を鍛え上げ、将来ビジネスの場で活躍するためのファンダメンタルを身に付けました。
 ゼミに在籍する留学生や、留学や海外インターンを経験した先輩方と交流するなかで、「途上国の現状を肌で感じ、海外で働く過酷さや醍醐味を学びたい」と考えるようになり、徐々にこの思いが強くなっていきました。そして陸上競技部を引退した後に、これに取り組むことを決意しました。

人々、文化、何もかもが新鮮だったラオスでの経験

イメージ  途上国の現状を肌で感じたい、この思いを叶えられる国として私が選んだのが、アジアの最貧国の1つであるラオスでした。現地では、日本から家具の職人を誘致し、ワークショップを開いて現地の人々に日本の技術を伝えるプロジェクトに参加しました。
 私はワークショップに参加する企業の職人の選定や、開催に向けての準備を担当しました。言語や価値観の違いから現地スタッフとの衝突を幾度と経験し、海外で働く過酷さと醍醐味を味わいながら、プロジェクトを進めていきました。

交通事故をゼロに、モビリティで人々の生活を豊かに

 ラオスでは日本製のバイクや自動車が多く走っており、日本人として誇らしく感じる一方で、滞在中はたびたび交通事故の現場を見かけることがありました。
 こうした事故が整備不良や交通マナーが浸透していないことにより引き起っていることを知り、「日本の技術を通じて、バイクや自動車が生み出す負の部分をなくしていきたい」、この思いが強くなり、これを軸に就職活動を行っていきました。
 そうして就職活動を進めていくなかで、内定先である本田技研工業に出逢いました。今後は大学で学んだ財務経理の専門性を活かし、「夢」を原動力とする本田技研工業で、自身の夢に向かって、仕事に挑戦していきます。

受験生のみなさんへ

 滋賀大学経済学部は、多様な学科分野を横断的に学べる制度、実践への応用を重視した経済経営の科目が充実しており、自らの目指したい姿に向かって、とことん学ぶことが出来る環境が揃っています。
 体育会で仲間と共に汗を流す、留学生と積極的に交流し、交換留学を行う、とことん専門分野を追求するなど、可能性が大きく広がっています。  ぜひ本学であなたの理想とする将来を見つけ、志を共にする仲間に出逢い、充実した大学生活を過ごしてください。