北山 千智 (企業経営学科)
2022年3月卒業 ソニーグループに就職
トライアスロンのような日々
大学時代は、部活動、ゼミ活動、勉学、留学、アルバイト、全てに全力で取り組みました。 3年次までは体育会女子バスケットボール部の活動に打ち込み、持ち前のガッツで格上の相手に挑んではチームを鼓舞しました。苦楽を共にした仲間と勝利を掴み取った瞬間の感動は、今でも忘れられません。
また3年次には、様々なバックグラウンドを持つゼミ生達とコーポレート・ファイナンスやデータ分析の研究に取り組みました。プレゼンテーションの準備やゼミでの活動を通してワンチームで問題を解決する力を鍛えました。
念願の留学とコロナショック
「世界を舞台に活躍したい!」幼少期から18年間英語学習を続けるなかで漠然と抱いていた思いが、ゼミとの出会いで確信に変わりました。そこから、1年間の留学とインターンシップを計画し、学生生活の集大成として挑戦しました。
しかし、渡航して1か月後、留学で滞在していたニューヨーク市は世界で最も感染が拡大する都市となり、街全体がロックダウンされ、学校も完全オンラインに移行しました。コロナウイルスはアジア人のせいだと批判され、アジア系の人々が標的とされる襲撃事件も多発しました。長年の夢だった留学が、全く予期しないものとなりました。
創意工夫と執念で不可能を可能に
「やれることは何でもする、働かせてほしい」と執念深く伝え続け、何とかイベント会社でインターンシップをすることが決まりました。しかし、インターンシップ中もイベントの中止や資金不足など、様々な試練が立ちはだかっていました。
そこで、「日本食取り寄せサイト」の立ち上げを企画し、従来の方法に囚われない営業とクラウドファンディングに挑みました。このサイトは無事に運用を開始し、今でも全米に日本食が届けられています。
夢と好奇心から、未来を拓く
就職予定先のソニーグループは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」という存在意義のもと、日々世界中で価値を創造しています。ゼミで鍛えたチームパワーと海外生活で培ったタフネス、そして日本の技術力で、地球規模の解決課題に挑みます。