森本 裕吉 (企業経営学科)
2023年3月卒業 株式会社クボタに就職
彦根から海外へ
大学1年の夏、大学主催の海外研修プログラム、タイ・エコスタディーツアーに参加しました。経済発展が著しいタイで、日系企業の事業所や生産拠点への訪問を通じて、アジア経済の現状について学びました。その中で、現地の最前線で活躍する日本人の姿に憧れを抱いたことがきっかけで、私の将来の進路が定まりました。
帰国後は、経済学部での勉学や所属している弓道部での稽古と並行して、英語の学習や異文化理解にも力を入れてきました。学内で共創グローバル人材プログラムに選抜されたことを皮切りに、留学生と各国の文化や社会問題について議論を交わしたり、英語ネイティブスピーカーの教員による、実践的な英語のトレーニングを積みました。また、彦根市内にある、ミシガン州立大学連合日本センター(JCMU)で英語講座を受講し、留学さながらの雰囲気で語学力の向上に励むことができました。
学びの集大成として
3年次からのゼミで、海外経験が豊富な仲間たちと日々切磋琢磨する中で、かねてから目標としていた、海外インターンシップに挑戦したいという思いが一層強くなりました。コロナ禍ということもあり、渡航を実現するまでに様々な制約や苦労がありましたが、カンボジア・プノンペンで衣料品の営業販売を行うインターンシップに取り組みました。言葉や文化の壁を乗り越えて、現地の人々と協力しながら仕事ができた経験は、大きな自信に繋がっただけではなく、将来、世界の様々な地域で仕事をする際に必ず生きてくるものだと信じています。
夢の実現に向けて
内定先のクボタでは、大学で培った専門知識や語学力、海外での経験を生かし、食料・水・環境分野で世界の人々の豊かな生活と社会の発展に貢献したいと考えています。滋賀大学経済学部には、前身の彦根高商時代からの100年を超える伝統や、近江商人の研究拠点を有しているといった独自性があります。受験生の皆さんも、理想の実現に向けて、この滋賀大学で自分の可能性を追求してください。
★共創グローバル人材プログラムについて、広報しがだいVol.52「きらきらしがだい人」にも紹介されました。
広報しがだいVol.52