滋賀大学経済学部では、特色である"多様な専門分野"を活かして、複雑に高度化し変化の激しい現代社会において、柔軟に対応できる創造的で革新的な人材を育成するための学部改組を進めていたところ、このたび、文部科学省に正式に認められ、2023年4月から5学科を1学科に統合、新学科「総合経済学科」が誕生しました。
「5学科を1学科に統合」とは学べる分野が狭くなってしまうのですか?
学べる分野が広がります!
改組により、経済、ファイナンス、経営、会計、社会システムの5つに分かれていた学科を1つに統合し、総合経済学科として、これまで以上に様々な学問領域を自由に学べる多彩かつ柔軟なカリキュラムを提供します。また、 入学後に教養と専門を広く学び、3年次進級時に専攻を選択するレイトスペシャライゼーションを導入し、大学入学後の学習の状況や自身の興味の変化を踏まえた上で自らの専門性を選択することができるとともに、選択しなかった分野においても基礎的な知識や考え方を修得することができるようになります。
さらに、時代をリードするスペシャリスト養成特別コースとして、グローバル・コースと、データサイエンス・コースを設置し、彦根の地から世界に羽ばたき、未来を担う若者を輩出していきます。
3つの専攻とはどのようなものですか?
経済専攻、経営専攻、社会システム専攻があり、3年次進級時に選択します。
- 経済専攻:多様な経済学説の基礎理論、統計的手法、公共政策、国際的な経済関係や経済史について学ぶ。
【専門科目】ゲーム理論、行動経済学、計量経済学、政治経済学、環境経済学、国際経済学、経済学史、経済データ分析演習 など - 経営専攻:企業経営、金融・ファイナンス、投資家の資産運用や資産価値形成、財務会計について学ぶ。
【専門科目】経営組織論、マーケティング論、ビジネス・エコノミクス、組織行動論、証券市場論、国際会計論、経営データ分析演習 など - 社会システム専攻:現代社会の様々な出来事を法律、言語、文化や歴史の視点から、人間の「知」の在り方などについて多角的に学ぶ。
【専門科目】国際関係論、情報科学、会社法、国際法、スポーツ文化論、言語学、異文化間コミュニケーション論、社会データ分析演習 など
カリキュラムはどのようなものですか?
2023年4月に入学する1回生から下記のカリキュラムになります。
(2024年4月、3年次編入生は旧カリキュラムです)
2つの特別コースとはどのようなものですか?
世界を舞台に活躍するグローバル・スペシャリストを育成する「グローバル・コース」と未来を担うビジネス・データサイエンティストを育成する「データサイエンス・コース」です。
詳細は下記のページをご参照ください。