教育研究分野
経済経営リスク専攻では、経済活動に伴って生じるリスクのうち、経済リスク、経営リスクに研究領域を設定し、その教育研究分野は、 「リスク基礎」及び「リスク発展」から構成されます。
「リスク基礎」及び「リスク発展」の2教育研究分野の内容は、次のとおりです。
教育研究分野
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概 要
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リスク基礎
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リスクに関連する諸理論の体系的な理解、リスク分析に不可欠の不確実性、経済・経営におけるリスク発生の可能性とその分析手法等、リスクに関連する基礎的な理論、分析手法及びリスクと経済倫理の関係について教育研究します。 |
リスク発展
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リスクを認識し、リスクをいかに回避し、損失を予防し、いかに適切にリスクを保持するか、いかにリスクを移転するか、いかにセーフティネットを設計するかについて、ミクロとマクロのリスク管理手法に基づいて教育研究します。そして、リスク理論やリスク管理手法をふまえて,積極的にリスクを取りつつ、企業を創造し、産業を創造し、地域を創造する環境整備について教育研究します。 |
授業科目
【リスク基礎】
約50科目(科目名省略)
【リスク発展】
- リスクの経済学特殊講義
- 確率リスク論特殊講義
- 金融工学リスク特殊講義
- 金融リスク論特殊講義
- 経済システム・経済思想特殊講義
- マクロ経済学特殊講義
- 経営管理リスク論特殊講義
- 会計学特殊講義
- 国際経済リスク論特殊講義
- 社会保障リスク論特殊講義
- 情報通信システム論特殊講義
- 環境リスク管理論特殊講義
- 法・政治リスク論特殊講義
- 労働経済リスク論特殊講義
- マーケティングリスク論特殊講義
- 財政システム論特殊講義
- 近江商人論特殊講義
- 比較地域史論特殊講義
- 比較地域経済史論特殊講義
- リスクの社会学特殊講義
- 行動科学リスク特殊講義
【共通】
- フィールドワーク
- プロジェクト研究
- 論文演習Ⅰ
- 論文演習Ⅱ
- ワークショップDⅠ
- ワークショップDⅡ
- ワークショップDⅢ
- ワークショップDⅣ
- 特別演習Ⅰ
- 特別演習Ⅱ
- 特別演習Ⅲ
オーダーメイド型履修制度
金融機関の従事者・経験者、民間企業(非金融)の従事者・経験者、公的機関の従事者・経験者、公認会計士や税理士などの有資格の事業従事者、海外からの留学生、一般学生など、院生各自のキャリア、研究目的や問題意識に 基づき、履修計画を立てる必要があります。そのために、指導教員とともにオーダーメイド型履修制度により、学習効果を最大限に生みだせるように履修モデルを作成します。
社会人学生の方の履修要件に応えるため、授業は、オーダーメイド型履修制度により土曜日にも開講されることがあります。また、留学生を含むさまざまな院生の便宜や「特別演習」「フィールドワーク」「プロジェクト研究」「論文演習」「ワークショップ」など教育研究分野の特性に応じて、集中講義が実施されることもあります。
複数指導教員による指導体制
学位論文の準備から完成にいたる全過程において、きめ細かな複数教員の指導体制のもと学位論文の完成を目指します。
複数指導教員の指導のもとで実施される「フィールドワーク」「プロジェクト研究」「論文演習」「ワークショップ」を選択必修科目とします。そこでは、特殊講義などで修得した最先端の知識を活用して、実際的な問題発見能力や解決能力、また柔軟で自立的な研究能力を培います。
また、学位取得にむけた必修科目として「特別演習」を各年次に配当します。「特別演習」は、指導教員及び副指導教員が、「特殊講義」「フィールドワーク」「プロジェクト研究」「論文演習」「ワークショップ」で培われた院生の研究能力を評価し、方向付け、最終的に学位論文に結実するよう研究指導を行うことを目的とします。