1.史料の調査・収集
対象史料は中世から近・現代におよぶ主に滋賀県下の商業史料・村方史料・町方史料などであり、自治体史編纂室、学内外研究者、古書目録等から所在情報を得て調査・収集を行う。
2.史料の受入
寄贈、寄託の申し出のあった史料について、寄贈の場合は史料評価委員会において評価の上、備品として受け入れの手続きをとり、寄託であれば使用貸借契約を結び受託する。また、古書店等からの購入も行う。
3.史料の整理・保管
搬入した古文書は1点ごとに表題を与え、年代、内容に即して分類し、目録を作成する。その際簡単な補修も行う。古文書にはラベルを貼付し書庫に配架する。また、文化財害虫のモニタリングや新規搬入史料・民俗資料に対する燻蒸を実施し、虫菌害から守るよう努める。
4.目録の刊行・史料の翻刻
史料館収蔵史料の目録を刊行し、史料の公開に努める。また主要な史料(中世文書等)の翻刻を行う。
5.史料の公開(閲覧・展示等)
本学教員・学生は随時史料の閲覧を認め、学外者については週3日(月~水)の閲覧を受付ける。展示は常設展示を通年、企画展を年2回(春・秋)開催する。
6.史料の研究
本学教員及び学外研究員による共同・個人研究を行う。
7.研究成果の発表
収蔵史料を利用しての研究論文等を『研究紀要』に発表し、これを年刊誌として刊行する。