得能 悠平 (経済学科)
2025年3月卒業予定 証券会社に就職予定
コンフォートゾーンからの脱却
「誰よりも負荷をかけて最強になる」
これは、大学受験に失敗した私が誓ったことです。その第一歩として、体育会ワンダーフォーゲル部(山岳部)に入部しました。日本中の山を渡り歩き、3年次には、主将として部の改革に取り組み、年間20を超える山に挑む冒険家集団に変貌させることができました。その傍らで、学業面でも常に高みを目指し続けました。データサイエンス副専攻プログラムを履修しながら、最難関ゼミに所属し、仲間と共に正解のない問いについて徹底的に議論する日々を過ごしました。
最先端と最高峰へ
自身最大のチャレンジとしてアメリカ・シリコンバレーと東アフリカのルワンダでのインターンシップに取り組みました。「学ぶなら一流の環境で」という恩師の後押しもあり、渡米を決断しました。そして、スタートアップ投資の最先端であるシリコンバレーのベンチャーキャピタルからオファーをいただき、世界最速で仕事が飛び交う環境でクビの危機に直面しながらも、必死に食らいつきました。
業務を通じて、アフリカのフィンテックスタートアップに関心を抱き、アフリカのシンガポールと名高いルワンダに飛び込みました。現地の会計事務所でアフリカビジネスを日々肌で感じる中で、新興国こそテクノロジーが国の発展に不可欠であることを学びました。
アフリカ滞在中は、大学登山の集大成としてアフリカ大陸最高峰であるキリマンジャロの登頂にも成功しました。過酷な寒さと高山病で心が折れそうになりましたが、山頂の空はどんな絵具でも再現できないほど深く澄んだ青でした。地球の美しさに触れた、そんな瞬間でした。
出過ぎた杭は打たれない
振り返ると、学生生活は常に自分に負荷をかけ続けてきました。その中での学びは、チャレンジは最初の一歩が一番重いということです。新しい一歩を踏み出す際には、誰しも失敗を恐れて尻込みしてしまいます。激動の5年間を通して最初の一歩の先にある無限の可能性を知ったからこそ、私が最初に挑戦し、周囲の最初の一歩を後押しする社会人でありたいと考えています。そんな私にとって、日本企業のダイナミックな挑戦を後押しできる投資銀行は最高の環境だと思います。自分自身も挑戦を続け、出過ぎた杭として周囲から必要とされる存在になるべく、自己研鑽を重ねていきます。