経済学部・大学院経済学研究科

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井藤 量太(経済学科)
    2016年3月卒業 国際石油開発帝石株式会社に勤務

田舎侍から世界に挑む全力侍へ

イメージ  今思い返してみれば、学生寮での生活をスタートさせた時が、私の人生のターニングポイントでした。学生寮やゼミナールでの出会いがなければ、高校卒業まで、部活動に没頭してきた私が、世界に目を向けることはなかったと思います。
 学生寮では様々なバックグラウンドを持つ学生との出会いがありました。世界で働くことを夢に、アフリカでのインターンシップに挑んだ先輩、部活動で日本の頂点を目指す同級生、公認会計士試験に向けて寝食を忘れて勉学に励む後輩。こんな仲間たちを目の当たりにし、いつの間にか私自身も、学生時代に将来の仕事に繋がる挑戦をしたいと思うようになりました。
 そんな思いを胸に、3回生から飛び込んだのが学内No.1のグローバルゼミです。このゼミで、海外経験豊富な学生や各国からの留学生とともに、世界で通用する財務諸表分析と企業価値評価の専門性を徹底的に鍛えました。また、その一方で、教授や仲間のグローバルな考え方、価値観に触れるうちに、世界への憧れが明確な目標へと変化していきました。

アジアのラストフロンティア

イメージ  「10年後、世界の最前線で活躍できる人間になる」、この夢への第一歩として、まずは世界で通用するタフさと、異文化適応力を磨こうと考えました。そこで私が選んだのは「アジアのラストフロンティア」と呼ばれる国、ミャンマーでのビジネス・インターンシップです。現地のIT系企業に飛び込み、半年間、営業チームの一員として一心不乱に研修に励みました。
 研修開始当初は、異文化・異言語環境での周囲からの信頼獲得に苦戦し、自身の未熟さを痛感しました。しかしその後、愚直に試行錯誤を繰り返した結果、最後には月間の営業目標を達成し、ミャンマー人の仲間とともに喜びを爆発させることができました。

EARTH SCALE CHALLENGERS

イメージ  ミャンマーでの生活を経験して、将来は「日本社会を支えながら、途上国の発展にも貢献したい」と考えるようになりました。そこで私が選んだのが「石油・天然ガス開発」の世界です。資源の少ない日本を支え、資源開発を通じて途上国の発展に決定的な貢献を果たせるこの仕事に、私は人生を懸けるに値する魅力を感じました。
 「EARTH SCALE CHALLENGERS」これは、来春から勤務する国際石油開発帝石株式会社のコンセプトです。まさに、「全ての挑戦が地球規模」というスケールの大きな仕事が私を待ち受けています。学生時代に培ってきた専門性と世界で通用するタフさを武器に、世界の最前線に挑みます。

受験生の方々へ

 大学で過ごす4年間というのは、高校生の頃に想像していた以上に重みのあるものでした。私たちはこの4年間に、多くの人と出会い、様々な経験をする中で、少しずつ自身の考え方や価値観を確立していきました。そして、その考え方や価値観に従って、社会への第一歩を踏み出すのです。
 滋賀大学経済学部には、専門性を突き詰めるための環境と、世界へ飛び込むための舞台が整っていました。私の夢に本気で応えてくれる教授や仲間にも恵まれました。受験生のみなさん。この大切な4年間を、どんな風に送りたいか、じっくりと考えてみてください。そしてもし、世界へ挑む人生を思い描くのであれば、滋賀大学経済学部で、その夢を叶えてください。