経済学部・大学院経済学研究科

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滋賀大経済 最前線 藤道さんからの報告

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藤道哲人(社会システム学科)
    2017年3月卒業 塩野義製薬株式会社に勤務

琵琶湖ならではの競技

イメージ  高校まで野球を続けていましたが、目の前には大きな琵琶湖。「どうせなら水上系の部活を」と思い、学内一ハードな部活と言われるボート部に入部しました。私は野球で腰を痛めていましたので、選手ではなくスタッフとして活動しました。
今までレギュラーとして試合に出ていた私にとって、選手を支える立場は難しく、もどかしさを多く感じました。しかし、人や組織を支えることの大切さを知る良い経験になりました。

幹部生活を経て

イメージ  3回生の時、私は部活で主務になりました。主務の仕事は、部活を支えるスタッフ陣をまとめることが主なもので、全体としても主将に次ぐ立場ということもあり、責任も多く伴いました。またボート部は、OBの方々とのつながりが強い部活ということもあり、OBと連絡を取り合うことが多く、部員を代表してOBと連絡をとるのも主務の私の仕事でした。OBの方と頻繁に連絡を取ることで、社会人になってからのコミュニケーションなどのスキルを磨くことが出来たと思います。
 主務である私に求められていたことは、ボート部という「組織」の状態を常に把握するということでした。私たちはインカレで日本一になるという高い目標を掲げていたので、各部員への目配りが大切でした。目標にチーム一丸となって進むには、大所帯とはいえ、練習がどんなにハードでも、1人の部員も欠くようなことがあってはなりません。
 この素晴らしい部活に学生時代を捧げたことで、「組織」の状況や組織を構成している「メンバー」の大切さを知り、目標に向かって進むためにはどのようにマネジメントしたらいいかが考えられるようになったので、人間として一回りも二回りも成長することが出来たと思います。

未知の世界へ

 ボート部では支える立場でしたが、もともとは負けず嫌いな性格もあり、就職活動では私もプレーヤーとして働きたいと、営業職を志望していました。また並行して部活も一生懸命やりたかったので、そんな姿勢を評価してくださる会社を探しました。
 入社を決めた塩野義製薬株式会社では、MRとして働きます。MRとは製薬会社で唯一、文系が採用される営業職です。当然、薬の知識など皆無ですが、優秀な同期に負けないよう、ボート部での経験を糧に、ゼロから頑張っていきたいと思います。