松尾 静香 (企業経営学科)
2020年3月卒業 ソニー株式会社に就職
全力で挑んだ怪獣少女時代
「見かけによらない怪獣少女」。何事にも好奇心を持ち前のめりで挑む姿勢から、友人や教授にそう呼ばれています。そして、そんな私の大学生活は猛進する日々でした。
大学生活のうち3年間は体育会女子バスケットボール部のマネージャー活動に打ち込んでいました。マネージャーの枠を超えた貢献がしたいと考え、コーチ資格を取得するなどアドバイザーとしての役割を模索していました。知識も経験も未熟な私を受け入れてくれ、共に走り続けてくれた当時の仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。
また同時に、We are No.1を掲げるゼミに所属しました。ゼミでは世界をフィールドに活躍されている教授と先輩方に刺激を受けながら、財務諸表分析と企業価値評価手法の研究に取り組みました。大雨注意報の中でも開催され、警備員の方が強制終了に来るほど夜中まで熱中する「真夏の耐久ゼミ」は、最早ゼミの風物詩となっています。
全大陸対応型コミュニケーションを身に着ける
小学生時代から抱いていた「世界中どこへ行っても仕事ができるような人間になる」という目標を達成するため、3回生の終わりからアメリカNYでの語学留学とカンボジアでのインターンシップに挑戦しました。カンボジアでは物流会社の営業スタッフとして働き、日本では乗ったこともなかったバイクの後部座席に乗り込み取引先までドライブする日々でした。時には現地スタッフと意見が対立することもありました。しかし、そこから対話を通じて相手を理解し、行動の動機を発見する力を身に着けました。そうして在庫管理の仕組みづくりと、販売企画を実行し、最終的には彼らと家族のような関係性を築くことができました。
宇宙レベルの人間愛を武器に次なる挑戦へ
カンボジアでは現在都市部を中心に経済発展が加速し、中間層が増加しています。現地の友人たちは質の良い製品を使用することに喜びを見出し始めており、今後の高付加価値製品の需要拡大を確信しました。
ソニー株式会社は「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ことを存在意義として掲げています。私はそんな会社の技術の発展を支え、世界に広め、人々の生活をより豊かにすることを仕事に選びました。自分の仕事が誰かを幸せにしている、そういう情熱を持ち続けて取り組み、社会に価値を提供していきたいと考えています。
「想い」だけで終わらせていませんか?
大学入学前は、"世界"というフィールドを漠然と意識していただけでした。しかし大学で、は経験豊富な教授や先輩方、多様なバックグラウンドを持つ仲間に出会うことができました。そして何度も挑戦と失敗を繰り返し、貪欲に成長し続ける機会にも恵まれました。そうして今、自分が見ている世界や目指している目標は、入学当時よりもはるかに明確で希望に満ちています。
滋賀大学には海外留学制度や専門性を突き詰めることができる環境と、共に成長し、励まし合える仲間がいます。そんな滋賀大学でぜひ自分の可能性を信じて挑戦してください。