稲岡 靖浩 (経済学科)
2022年3月卒業 株式会社デンソーに就職
挑戦し続けた4年間
私は体育会バスケットボール部に所属し、主務・監督としてチームのマネジメントに奮闘してきました。また3年次からは、財務諸表分析と企業価値評価を研究するゼミに所属し、財務経理の専門性とグローバルな問題意識を徹底的に鍛えました。
ゼミと体育会の両立は大変でしたが、一切妥協することなく取り組み、挑戦に挑戦を重ねた大学生活は非常に充実したものでした。
留学中断と苦悩
グローバルな問題意識を鍛えるゼミで刺激を受け、未知の世界に挑戦して自分を磨きたいと考えるようになり、1年間休学して海外留学と海外インターンシップに挑戦することを決めました。
しかし、念願の海外渡航後にコロナウイルス感染拡大により、突然現地で隔離され、渡航したにもかかわらず何もできないまま帰国を命じられました。帰国後は全てが終わってしまいどうしたらいいかもわからず、ただ絶望の中にいました。その後「じっとしていても何も始まらない。このままでは何もかも無駄になる」と考え、渡航可能な国を必死に探しました。それでも事態は好転せず意気消沈していたところ、オンライン留学とリモートでの海外インターンシップに出会い、藁にも縋る思いで挑戦しました。そして、現地滞在とオンラインで得られる経験とのギャップに苦しみながらも、最後まで海外への挑戦をやり遂げました。いかなる逆境の中でも、行動し続ける重要性をこの1年間で痛感しました。
後輩の皆さんへ
大学生活は、人生の中での大きなターニングポイントです。私自身、部活やゼミ、海外への挑戦などを通じて、多くの挫折を経験しました。しかし、それと同時に、アクションを起こすことや執念で粘り続けることなど、言葉で聞けば当たり前だと思うようなことの重要性を改めて実感しました。そしてなにより、どんな時でも支え合い、刺激し合えるかけがえのない仲間にも出会えました。
滋賀大経済には、全力で挑戦できる環境と一緒に高めあえる仲間がいます。皆さんも失敗や挫折を恐れることなく、大学生活を通して自分が夢中になれるものに挑戦し、人生の財産だと言えるものを手に入れてください。